制作費用の目安
さまざまな制作方法があるインタラクティブ動画
比較的シンプルなインタラクティブ動画を自社で制作したい場合、無料あるいは有料の制作ソフトを使うことで作ることができます。ソフトは、初心者向けのものから上級者向けのものまでさまざまで、それに応じて費用もさまざまです。
また、利用契約をすることでインタラクティブ動画を制作できるプラットフォーム(制作システム)を提供している企業もあります。この場合は、プラットフォームを提供しているサービス元のサポートを受けることもできるでしょう。
上記のほか、インタラクティブ動画の制作にも対応している、プロの動画制作会社に依頼することも、もちろん手段のひとつです。
インタラクティブ動画の制作費用の内訳は?
プロの制作会社にインタラクティブ動画を依頼する場合、一般的には下記のような費用の内訳になります。
企画デザイン費
制作する映像の土台となる、「企画」を構成する費用です。どのような動画をつくるか、プロデューサーやディレクターと打ち合わせを行い、コンセプトに応じたコンテンツの内容(ストーリー、演出、脚本、再生時間など)をデザインしてもらいます。
また、実際の撮影に入る前に、撮影準備なども行われます。撮影スタッフや機材、スケジュールなどを押さえるための費用も発生します。
動画制作費
企画に基づいて、実際に撮影を行います。この動画制作費には、撮影スタッフや役者の費用をはじめ、撮影後の編集作業に必要な人件費も含まれます。
また、大掛かりなセットや遠方への出張が必要な場合は、動画制作費がふくらむことになります。
実写の他にも、アニメーションやCG、モーショングラフィックスなどの制作会社も選択肢になるでしょう。
インタラクティブ構築費
制作した映像に、インタラクティブ機能を実装していきます。インタラクティブ動画で設置できる機能はさまざまですが、その構築費用も、内容や長さ、ストーリー分岐の数などによって変わってきます。
必要なのが、既にある動画のインタラクティブ化のみなのか、それともフルオーダーメイドで制作するのか、また、どのようなオプションを追加するかなど、制作会社によっても値付けはさまざまです。
制作会社ごとの費用の事例
インタラクティブ動画の構築費用としては、下記のような制作会社の事例があります。実際の費用は、内容によって異なるため、最低ラインの金額として見ておきましょう。
ネオキャリア
採用支援のインタラクティブ動画を制作している「ネオキャリア」。ストーリー分岐がなく、視聴終了後に外部の就活エントリーページなどに遷移させることができるタイプでは、80万円(税不明)となっています。
新卒採用ストーリーや、インターン採用ストーリーなど、オプション動画を追加する数によって、120万円(税不明)、150万円(税不明)のプランも展開しています。
シブヤムービー
映像制作会社「シブヤムービー」もインタラクティブ動画に対応可能。50万円(税不明)〜の価格帯であるライトプランから、インタラクティブ機能を実装することができます(企画構成、撮影込み)。
1日以上の撮影時間をかけて、じっくり制作する動画となれば、200万円(税不明)〜の予算感を持つ必要があります。