多様なインタラクティブ動画の例
インタラクティブ動画とは
インタラクティブ動画とは、動画内にクリップやタップできるボタンや要素を設置し、それらを視聴者が触れることで何らかのアクションを促す動画です。視聴のみで完結してしまっていた従来型の動画と比べ、動画内に仕掛けを設置することで視聴者を飽きさせないメリットだけでなく、視聴者に重要な情報を分かりやすく提供することができ、近年はより効果的なマーケティング手法や採用手段として幅広く活用されています。仕組みがあることで視聴回数や視聴時間が伸び、コンバージョンに繋がりやすいという強みもあります。
インタラクティブ動画の
メリットを紹介
知りたい情報を効率よく提供
インタラクティブ動画では、視聴者が自分の知りたい情報を選んで動画を視聴することが出来ます。興味のある情報だけを集中して視聴することが出来るため動画視聴に疲れたり必要でない情報を視聴して応募意欲を削ぐことを防げます。
企業の伝えたい情報と視聴者が知りたい情報を効率良くマッチ出来るので採用のミスマッチを防ぎ、会社の求める社員からの応募を集めることが可能になるでしょう。
応募に繋がりやすい
従来のような視聴して終わりの動画より、インタラクティブ動画の方が応募件数を増やせる可能性があります。なぜなら、動画内にサイトや説明会へのリンクを設置することで視聴者の行動を促し、コンバージョンを高められるためです。視聴して終わりの従来型の動画では、動画を見た後に応募や問い合わせという2段階のアクションが必要でしたが、インタラクティブ動画なら動画内で問い合わせを集めることができ、視聴者の問い合わせに対するハードルを下げることができます。
情報を得られる
インタラクティブ動画では、ツールによって視聴時間やタッチ数などが計測でき、どのコンテンツが視聴者に人気だったのかを確認できるため内容を精査して改善することが可能です。効果のあるコンテンツを増やし、戦略的に動画作成をすることができます。様々なデーターから分析し、動画制作を行いましょう。
インタラクティブ動画の様々な事例
実際のインタラクティブ動画には、下記のような事例があります。
選択肢を提示して事業内容をユニークに伝える
- 動画制作会社・・・タッチスポット株式会社
「第一カッター興業」の採用動画では、さまざまな工業用カッターを手がけている同社の事業内容を、インタラクティブ動画で紹介しています。
例えば、「スイカを何で切る?」といった問いかけを行い、視聴者が「切りたい!」と思えるような選択肢で紹介。そのなかには、同社が手がける工業用カッターもあり、まるでゲームで遊ぶかのように、同社の技術力の高さや仕事内容を理解することができます。(制作会社:タッチスポット)
※参照元:タッチスポット公式サイト(https://touchspot.jp/works/2)
就活生のニーズに応じたオフィス見学動画
- 動画制作会社・・・株式会社LOCUS
明治安田生命保険相互会社の採用サイトで視聴できる、オフィス見学動画もインタラクティブ動画です。就活生それぞれのニーズに応じて、組織や職務別に、企業を案内してもらうことができます。
双方向的な見せ方を実現していることから、視聴維持率も高いという結果が出ているようです。(制作会社:LOCUS(ローカス)」
※参照元: 株式会社LOCUS YouTube公式チャンネル(https://youtu.be/U5N2rvF2YQs)
警視庁の仕事内容をインタラクティブ動画に
- 動画制作会社・・・タッチスポット株式会社
警視庁の採用サイトで視聴できるインタラクティブ動画は、警視庁の仕事内容について、まるで擬似体験をしながら理解を深めていけるようになっています。
例えば、「刑事の仕事を体験する!」という選択肢では、新米刑事として事件の発生から調査、解決までをたどるストーリーを展開しており、失敗や成功を重ねながら、リアルな仕事を擬似体験できるようになっています。(制作会社:タッチスポット)
※参照元:警視庁サイト公式サイト(https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/saiyo/2021/index.html)
エンジニアの1日をユニークに体験!
- 動画制作会社・・・株式会社ネオキャリア
「Mfro」社の新米エンジニアとなって1日を過ごす、というストーリーのインタラクティブ動画です。実際の職場の雰囲気や社内体制などをイメージすることができます。また、それぞれの選択肢がとてもユニークなため、違う選択肢の内容も繰り返し見たくなる楽しみがあります。(制作会社:ネオキャリア)
※参照元:ネオキャリア公式サイト(https://www.neo-career.co.jp/service/interactive-video)
実際に社員になった気分で見れる
- 動画制作会社・・・MIL株式会社
採用・研修動画の一環として、同社の1dayインターンシップを擬似体験することができるインタラクティブ動画を制作。ストーリーが分岐する動画構成となっており、当該の事業部で過ごす1日を擬似体験できるように作成されています。
スタッフの声をより届きやすく作成した事例
- 動画制作会社・・・タッチスポット株式会社
副主任、カウンターチーフ、ホールスタッフ、それぞれ入社経緯や業務風景を覗くことが出来るインタラクティブ動画です。実際に働いている社員からのコメントや業務内容についての紹介が細かく分けられていて見たいコンテンツを自分で選んで視聴することが出来ます。
※引用元:タッチスポット公式サイト(https://media.touchspot.jp/interactive-video/entry-interactive-video)
質問形式で分かりやすいインタラクティブ動画
- 動画制作会社・・・株式会社サムシングファン
実際に会社に訪問したような気分になれるインタラクティブ動画となっています。それぞれの社員が会社の説明をしながら動画が進み、所々でインタラクティブ化されたボタンが表示され、より詳しい内容を視聴することが出来ます。動画の流れがしっかりしていてとても見やすいコンテンツになっています。
※参照元:Somethingfun!公式サイト(https://www.somethingfun.co.jp/video_tips/interactive-movie)
下記の外部サイトでは、Eコマースでおすすめのインタラクティブ動画会社を紹介しています。Eコマースでの導入実績や成功事例も多数ある会社もピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。
採用動画の制作を依頼する際には課題や目的を理解して選ぶことが必要です。
インタラクティブ動画にも対応!
5つのチェック項目から
自社に合う動画制作会社を見つける
インタラクティブ動画ではどんなことができる?
インタラクティブ動画では、以下のようなことができます。
シーンリンクで関心を高める
シーンリンクは、動画の途中で選択肢を提示し、視聴者が求める方へ動画のストーリーを分岐させることができる機能です。
視聴者が求める内容に沿った情報だけを伝えることができるため、より集中することから視聴完了率を高めたり、クイズなどのエンタメ要素を盛り込むことができます。
サイトリンクでシームレスに遷移させる
動画にウェブサイトのリンクボタンを設置することができます。視聴中、紹介している商品の購入ページや、資料の請求フォーム、ダウンロードのページなどへ遷移させることができるため、視聴者は動画から詳細情報へシームレスに移動できるのです。
言い換えれば、動画の視聴によって商品やサービスに対する興味が高まっている状態のままウェブサイトに送客できる、ということ。これはインタラクティブ動画の大きなメリットですね。
ポップアップで「知りたい」を叶える
ポップアップとは、映像の上に画像やテキストといった情報を表示させることができる機能です。動画中の内容について補足説明などを入れることができるため、視聴者が「知りたい」と思ったことを、タイミングよく挿入することができます。
見たいシーンをいつでも選べる目次機能
インタラクティブ動画では、DVDのチャプター選択画面のように、目次機能を設置することができます。視聴者が見たいシーンを選択でき、素早く誘導させることができます。
ストレスなく見たい内容を見ることができるため、とても便利ですよ。
インタラクティブ動画についてまとめ
動画内にクリックやタップできる要素を設置する事で視聴者へアクションを促すインタラクティブ動画。普段見慣れた動画と違って視聴者が自ら興味ある情報や内容を選んで動画を再生する事が出来る点がメリットです。
視聴者が主体的に動画を閲覧できるため視聴率が伸び、より企業が欲しい人材を集めることが可能です。新たな採用手段として企業で導入してみてはいかがでしょうか。